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第3回
「ポリ公、マッポ 짭새」
第3回
「ポリ公、マッポ 짭새」

テレビから離れてお読みください。ー数倍楽しむテレビの韓国語−  市民の安全を守るため日々頑張っていらっしゃる警察の人たちをあれこれ言っては市民の品格に関わりますが、感謝の裏にはうざったいという気持ちもあるのもまた事実。スネに傷があろうがなかろうが、です。
そんなやましい気持ちと反抗精神を込めて使うのが짭새[ チャプセ ]。ポリ公、マッポ、サツ、イヌ、何かの自主規制コードにひっかかりそうなのでこれくらいにしておきましょう。つまり、警察官を意味する俗語です。
 語源はさまざま。学生運動華やかなりし頃に、鷲をシンボルマークとする延世大学のキャンパスに潜入した私服刑事のことを「鷲の群れに紛れ込んだ種々雑多な鳥」という意味で잡새[ チャプセ(雑鳥)]と呼んだのがはじまりだとか、「捕まえる」という意味の動詞 잡다[ チャプタ ]に 새[ セ ](鳥)がついたとか、쇠[ スェ ](~なヤツ)がついたとか。なぜか 잡 が 짭 と濃音になるのは韓国語ではよくあることです。
使わないに越したことはないのですが、使うならこそこそ隠れて、または堂々と使いましょう。それが礼儀というものです。

(『 KBS WORLD Guide 』2010年9月号掲載分より転載)

初級までの朝鮮語・初級から先の朝鮮語 文・イラスト ◉ 白宣基 ( 백선기 ペク・ソンギ )
韓国語学習サイト「初級までの朝鮮語・初級から先の朝鮮語」の管理者、韓国語クロスワードパズル作家、在日本韓国YMCA韓国語講座主任講師。少し的を外した視点がかえって的を射ているという授業を得意としている。
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