Ⅰ -습니다 と Ⅱ '-ㅂ니다 について
かしこまった丁寧な終止形の語尾である Ⅰ -습니다 と Ⅱ '-ㅂ니다 について若干の補足を行います。
小学館『朝鮮語辞典』の巻末にある「用言活用表」では語尾 -습니다 、-ㅂ니다 が2類に分類されています。
すなわち「基本形から다を取り除いた形にそのままつける語尾|ㄹ語幹の場合はㄹが脱落する」という分類です。
これは弊サイトでは「 Ⅰ '」のように表します。
-습니다 は子音語幹用言にのみつく語尾ですので Ⅰ -습니다 としても Ⅰ '-습니다 としても結果にかわりはありませんが、ㄹ語幹用言につかないことを考えれば Ⅰ -습니다 とするのが妥当だと思われます。当サイトでは Ⅰ -습니다 のように表示しています。
ただし -ㅂ니다 の場合は、明らかに 먹읍니다 などの形があり得ますので、 Ⅰ '-ㅂ니다 ではなく、当サイトでは Ⅱ '-ㅂ니다 のように表示しています。
しかしこれも、現代の朝鮮語では母音語幹用言と ㄹ語幹用言にだけつけて使われる語尾ですし、母音語幹用言と ㄹ語幹用言の第 Ⅰ 語基と第 Ⅱ 語基に形の違いが通常見られないことを考えれば結果は同じです。
詳しくは「
日録 2006.10.10」を参照してください。