Ⅰ '-ㄴ다
意味
母音語幹と ㄹ語幹の動詞につく下称形叙述の終止形語尾
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「〜です。〜ます。〜ています」のような丁寧な語法を 上称形 と呼ぶのに対して、丁寧ではない語法を 下称形 と呼びます。
下称形は、引用や伝聞などの 間接話法 にも使われる重要な語法です。
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Ⅰ '-ㄴ다 は母音語幹と ㄹ語幹の動詞につく下称形叙述の終止形語尾です。「〜する。〜だ。〜である」のような言い切りの形です。ㄹ語幹の ㄹ は脱落します。
子音語幹の動詞には Ⅰ -는다 がつきます。
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動詞以外の品詞(形容詞・存在詞・指定詞)で「〜い。ある、ない。〜だ」のように言い切る下称形は Ⅰ -다 となります。
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動詞につく尊敬 Ⅱ '-시- にもつき( Ⅱ '-시- は母音語幹)、 Ⅱ '-신다 となります。
否定 Ⅰ -지 않다 は子音語幹ですので Ⅰ '-는다 がつきます。
過去と意思推量の場合は、動詞も Ⅲ -ㅆ다・ Ⅲ -겠다 のように Ⅰ -다 がつきます。
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下称形については 待遇表現(丁寧さの4つの度合い) を併せてぜひとも参照してください。
品詞 |
基本形 |
第 Ⅰ 語基 |
Ⅰ '-ㄴ다 |
動 詞 |
母 音 語 幹 |
する 하다 |
하 |
'ㄾ'은 [ ㄹ ]으로 발음한다. 'ㄾ' は [ ㄹ ] として発音する。 |
来る 오다 |
오 |
주말이면 꼭 비가 온다. 週末になると雨が降る。 |
守る 지키다 |
지키 |
약속을 꼭 지킨다. 約束をきちんと守る。 |
買う 사다 |
사 |
매점에서 신문을 산다. 売店で新聞を買う。 |
書く、使う 쓰다 |
쓰 |
글씨를 잘 쓴다. 字が上手い。 |
ㄹ 語 幹 |
作る 만들다 |
만드 |
밝은 미래를 만든다. 明るい未来を作る。 |
生きる、暮らす 살다 |
사 |
제 멋에 산다. 我を通して生きる。 |
掃く 쓸다 |
쓰 |
바닥을 쓴다. 床を掃く。 |
尊 敬 |
くださる 주다 + Ⅱ '-시- |
주시 |
할아버는 언제나 잘 해 주신다. おじいちゃんはいつも優しくしてくれる。 |
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例文
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낱말은 짜임에 따라 '단일어'와 '복합어'로 나뉜다.
単語はその出来具合によって「単一語」と「複合語」に分けられる。
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나 하나의 모습으로 태어나 바다에 누워 해 저문 노을을 바라다 본다.
たった一人で、海辺に横たわり暮れゆく夕日を眺める (높은음자리「 바다에 누워 」より)
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새가 밤에 운다.
夜に鳥が鳴く。
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나도 바람 피우고 만다!(← Ⅰ -고 말다 )
あたしだってほかの男とつきあっちゃんだから!
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원님께서 행차 나가신다.(← 나가다 + Ⅱ '-시- )
郡守さまのお通りである!