ここまで我慢してきましたが、本物件の筆者が書くハングルの
보 の字は読みにくいです。
로봇 、
자본주의 の 보 。もうちょっと運筆に気を遣ってほしかった。あ、これ本人のための本人によるメモだよ。文句言ってもしかたないか。
この物件の筆者にとって人工知能は善なのか悪なのか。少なくとも可能性なり希望なりを抱いているような文言です。
今の資本主義に代わる何らかのシステムを構築するための鍵として人工知能をとらえているように管理者には思われます。人工知能を使うことによって現行の資本主義に取って代わる社会システムの実現が可能だということでしょうか。
人間の尊厳の実現? 人工知能と言うとアンチヒューマニズムとペアで語られることも多いのですが、本物件の筆者はそうではないようです。人工知能を適切に使うことによってこそ人間の尊厳が実現されるのだ。そういう未来を夢見るべきだ。という論考なのではないでしょうか。
さて、「
代案世界」という言葉がでてきました。「反資本主義のシステム」と関連した概念だと思います。
「
대안 [ 代案 ] 」は「
オルタナティブ alternative 」の訳語として使われることが多いようです。既存の学校に対しての「フリースクール(オルタナティブスクール)」は、韓国で「 대안학교 [ 代案学校 ] 」と呼ばれています。
新しい価値観による成長の軸を「代案、代替、オルタナティブ」という語で表すのが流行っていますから、この物件もその流れの中にあるのでしょうか。
映画『アイ, ロボット』からの着想を黄色い安物の紙切れに記して、クシャッと丸めて捨てた本物件の筆者。
捨てられた本物件を拾って、少なからぬ、おそらくは本物件の筆者が本物件に費やしたであろう時間より何倍も長い時間を費やした弊サイトの管理者。
もし、人間に尊厳があって、その尊厳が実現されることがあるとするならば、本稿をこうして書き終わろうとしている管理者の尊厳が今まさに実現されようとしています。無駄を楽しむ尊厳。
そして、無駄に付き合ってくださった本稿の読者の尊厳も。
...無駄って言っちゃった。
本稿を書く過程において、すっかりセルフでネタバレしてしまいましたが、管理者はこれから映画『アイ, ロボット』を
Hulu で観てみることにします。
では、尊厳に満ちた別の物件でお会いしましょう。