Ⅱ -며
意味
第 Ⅱ 語基につく 羅列 / 並立 / 同時の接続形語尾
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全ての用言につきます。主に書き言葉で使われます。記事や公告、説明文や論文など、ある種のかしこまった調子があります。
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「〜して」「〜であり」「〜かつ」のように、動作や状態を並列的に羅列する語尾です。前後の入れ替えが可能です。 Ⅰ -고 との置き換えが可能です。
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「〜しつつ、〜ながら」のように、動作の同時進行や状態の同時並立を表します。前後の入れ替えは可能ですが、文としては成立しても文意が違ってきます。
Ⅱ -면서 との置き換えが可能です。
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尊敬 Ⅱ '-시- 、否定 Ⅰ -지 않다 、過去 Ⅲ -ㅆ- 、意思推量 Ⅰ -겠- にもつきます。
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「 Ⅱ -며 Ⅱ -며」の形で、対立・対称する概念の用言を並べて慣用的に使われる表現があります。(泣き泣き、涙ながらに 울며불며 など)
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指定詞 이다 についた -이며 の形で「〜やら」「〜でも、〜であれ」と列挙・例示する表現として使われます。通常2回繰り返して使われます。-이며 を助詞として扱っている辞書もあります。母音で終わる体言につく場合、이 は脱落します。
品詞 |
基本形 |
第 Ⅱ 語基 |
Ⅱ -며 |
動詞 |
育つ 자라다 |
자라 |
이 나무는 키가 10m 가량 자라며 성장 속도는 느린 편이다. この木は高さが10mほどに育ち、成長速度は遅い方である。 |
泣く 울다 |
울 |
울며 겨자 먹기 泣きながら芥子を食う(諺:嫌なことを我慢してすること) |
形容詞 |
嬉しい 기쁘다 |
기쁘 |
참으로 기쁘며 영광스러운 일입니다. じつに嬉しく光栄なことです。 |
存在詞 |
ない、いない 없다 |
없으 |
이 병은 특별한 증상이 없으며 종합검진에서 우연히 발견되는 경우가 많습니다. この病気は特別な症状が無く、総合検診で発見される場合が多くあります。 |
指定詞 |
〜だ 이다 |
이 |
돈이며 명성이며 상관없다. 金も名誉も関係ない。 |
尊敬 |
くださる 주다 + Ⅱ '-시- |
주시 |
지원해 주시며 또 사랑해 주신 여러분들께 감사드립니다. ご支援くださり、また、可愛がってくださった皆さんに感謝いたします。 |
否定 |
しない 하다 + Ⅰ -지 않다 |
하지 않으 |
차별을 조장하는 행위를 하지 않으며 품위를 손상하는 행동을 하지 않는다. 差別を助長する行為をせず、品位を損なう一切の行動をしない。 |
過去 |
した 하다 + Ⅲ -ㅆ- |
했으 |
야당은 문제점을 지적했으며 개선앉을 마련하라고 요구했다. 野党は問題点を指摘し、かつ改善案を検討整備せよと求めた。 |
意思 推量 |
差し上げる 드리다 + Ⅰ -겠- |
드리겠으 |
1시간 이내에 전화 또는 E-mail로 연락을 드리겠으며 고객께서 요구하시는 방법으로 교부하여 드리겠습니다. 一時間以内にお電話またはメールでご連絡を差し上げ、お客さまの御要望の方法で交付いたします。 |
※表が隠れている場合はスワイプしてください。
例文
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내가 울며불며 매달려도 그녀는 고개를 끄덕이지는 않았다.
私がいくら泣いてすがっても、彼女は首を縦に振ってはくれなかった。
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흡연은 폐암 등 각종 질병의 원인이 되며, 특히 임신부와 청소년의 건강에 해롭습니다.
喫煙は肺癌など各種の疾病の原因となり、特に妊産婦と青少年の健康に害があります。(韓国のタバコのパッケージの警告文)
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무엇을 하며 어떻게 살아야 할 것인가?
何をし、どう生きるべきなのだろうか?
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웃으며 울었던 우리들의 1000일간
笑いあり涙ありの私たちの1000日間(ありがちな 다큐 のタイトル。다큐 は documentary ドキュメンタリーの意。朝鮮語では往々にして前半か後半が省略される)
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신용카드는 돈이며 신용이다.
クレジットカードは、金であり、かつ信用である。
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의미도 모르며 입에 "욕" 담는 아이들
意味も分からないで“悪口”を口にする子供たち(新聞記事より)
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이마가 좁고 눈과 코가 작으며, 광대뼈와 턱이 크다는 점이 다른 아시아인과 한국인이 구별되는 특징입니다.
額が狭く目と鼻が小さく、頬骨と顎が大きいのが韓国人が他のアジアの国の人と区別される特徴です。
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환절기마다 무릎이 아프며 편두통이 있습니다.
季節の変わり目に膝が痛み、偏頭痛があります。(医療相談のページより)
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사람들이 뭔가를 둘러싸며 와글와글거린다.
人々が何かを取り囲みワイワイガヤガヤ騒いでいる。
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" 이 책을 펴내며 "
「発刊にあたって」(本などの巻頭言、序文など)
● Ⅲ -서 、 Ⅰ -고 、 Ⅱ -며 の関係
先行動作や原因を表す Ⅲ -서 、動作や状態の羅列・前後関係を表す Ⅰ -고 、そして羅列を表す Ⅱ -며 の関係は、下記のようになります。
Ⅲ -서 は単独では主たる部分とはならず、 Ⅰ -고 でくくられるフレーズの中において先行動作や原因として機能します。 Ⅲ -서 が従、 Ⅰ -고 が主です。
Ⅱ -며 は、 Ⅰ -고 でくくられた〈 Ⅲ -서:従− Ⅰ -고:主〉のフレーズ群を包含し、同格のものとして羅列する機能があります。 Ⅱ -며 に包含される最後の〈 Ⅰ -고 フレーズ〉は、直接 Ⅱ -며 に繋がります。
Ⅲ -서 < Ⅰ -고 < Ⅱ -며 のような関係が成り立つと言えます。
実際には Ⅱ -며 の中に Ⅲ -서と Ⅰ -고 が両方含まれるケースはそう多くなく、 Ⅲ -서 + Ⅱ -며 、 Ⅰ -고 + Ⅱ -며 、あるいは Ⅱ -며 単独での羅列となることがほとんどです。
また、書き言葉では Ⅲ -서 は Ⅲ -∅ (第 Ⅲ 語基に語尾がついていない、0個の語尾がついている)形をとることが多くあります。